詩のいろり2021年4月
第42回 詩のいろり へのお誘い
- 詩を読む 詩を楽しむ -
詩をいろりにくべるように、語り合う時間です。
日 時:4月11日(日)午後2時~5時
場 所:スペースふうら
大阪市東成区深江北3-4-11 バーンユースック 1F
℡ 090-1223-7120
第一部 午後2時00分~4時00分
木島(きじま)始(はじめ)氏の詩を取りあげて、読み、語り合います。
1928年2月4日 - 2004年8月14日。詩人、小説家、アメリカ文学者。京都生まれ。本名小島昭三(しょうぞう)。1951年、東京大学英文科卒業。東京都立大学附属高校教諭を経て、法政大学教授(1991年退職)。詩誌『列島』に拠った若い世代の同人。長谷川龍生らと『現代詩』にも加わり、第二次世界大戦後の現実社会を凝視し、方法意識は鋭く、反権力の立場を保った。詩集に『木島始詩集』(1953)、『パゴダの朝』(1977)、『回風歌・脱出』(1981)、『双飛のうた』(1984)、『遊星ひとつ』(1990)、『朝の羽ばたき』(1995)、『流紋の汀で』(1999)など。1990年代以降は、とくに四行詩に積極的で、『われたまご 一二三篇(ぺん)の四行詩集』(1994)、『根の展望 詩集:連作体四行詩十三集』などを著した。詩画集もユニーク。短編集に『跳ぶもの匍うもの』(1969)、『日本共和国初代大統領への手紙』(1975)など、エッセイ・評論集に『詩 黒人 ジャズ』正続(1965、1972)、『日本語のなかの日本』(1980)、『群鳥の木』(1989)、『ぼくの尺度』(2002)、小説に『ともかく道づれ』(1988)など。童話に『考えろ丹太!』(1960)、『ぼくらのペガサス』(1966)、『三人とんま』(1971)などがある。またL・ヒューズやL・ジョーンズ(アミリ・バラカ)、ナット・ヘントフNat Hentoff(1925―2017)などのアメリカ黒人文学やジャズ関係の翻訳、紹介には定評があった。とくにヒューズについては、彼の自伝から評論集、詩集まで幅広く紹介した。
取り扱う本
・『木島始詩集・復刻版』(コールサック社、2015/7)
※ 木島始の詩で、気になる作品がありましたら、aki-pwind@cpost.plala.or.jp の畑のメールアドレスまで推薦としてお送りください。ご協力、どうかよろしくお願いします。(締め切りは4月4日まで)
第二部 午後4時00分~5時頃 (最近出会った詩・詩人たち)
最近出会った詩や詩人について、みんなでお茶しつつ語り合います。
詩や詩人について、配りたい資料がありましたら、15部ほど事前に刷り増ししてお持ちいただき、開始前に畑にお渡し下さい。
いろり参加費:500円
主催・連絡先: 畑章夫(080-9880-2939)
- Mail akipwind@com
詩のいろりで取り上げた詩人
2013年 小野十三郎 茨木のり子 金子光晴 青木はるみ 長谷川龍生
2015年 河津聖恵 高階杞一 小池昌代 貞久秀紀
2019年 平田俊子 和合亮一 吉原幸子 岩田宏 日高てる 三木卓
2020年 鮎川信夫 新井豊美 鈴木四郎康 高良留美子 山之口貘
2021年 たかとう匡子
この間、畑章夫「おいど」(2015/11)島すなみ「移動の記憶」(2018/5)の出版記念会をしました。
詩の世界を知りたくて夢中で読んできました。
気になる詩を朗読して、読解していくスタイルです。一人で黙読している時とは、異なる詩人の世界が見えてくるから不思議です。
読み解けない詩人もいましたが、詩人のもつ空気感は感じることができたと、思っています。
一人では、決して出会うことのない詩人を読めるのも、読書会という機会でしょう。
畑章夫
(080-9880-2939)
akipwind@gmail.com