言の葉周遊(あきおの読書日記)

読んだ本、気になる言葉、詩を書いていきます

ふうらのたより 3月

ふうらのたより    NO2      2020年3月
  スペースふうらでは、表現すること、楽しむことを、ゆるゆると、ウイルスにも気をつけながら、進めていきます。
 
 みなさまもご自分の考える健康法で、気をつけつつ、楽しみつつ、お過ごしください。持病をお持ちのかた、ご家族に呼吸疾患を抱えている方など、ひとそれぞれ様々な条件で、気遣いがあると思います。
 みなさまの健康を心から願っています。      


3月

3月26日(木)~31日(火)12時~6時半
     和識の世界  藤木寛充展
      写生の際には・対象・識る者・描く者と言う3つの関係が生ま      れます。この三者がうまくととのうとき、認識という語を改め      「和識」とします。(藤木)
      このように語る、藤木さんの緊張感のある和識図、和識彩絵を      見に来てください。   
4月
4月3日(金)~10日(金) 12時~6時
 「水はみどろの宮」挿絵版画展
 「水はみどろの宮」は石牟礼道子さんの作品
  挿絵を描かれた山福朱実さんの挿絵版画を展示します。

4月4日(土) 3時~
  朗読ライブ  チラシを見てください
定員20名。      予約をお願いします。

4月10日(金) 5時~
おしまいのパーティー
※4日に参加できなかったかた、ぜひ、10日におこしください。
出演 渡部八太夫  ケセランぱさらん他、飛び入り歓迎


4月12日(日) 2時~
 シベリア抑留体験を語る  正岡稀彦さん
予約をお願いします
ご高齢なので、その日の体調の変化で、会が中止になることがあります。お茶を飲みながら、お話を伺います。

シベリア抑留は日本帝国がソビエトに、国体護持のいけにえとして、労働力として差し出されたものだった。正岡さんは国家賠償訴訟の裁判を起こしました。敗訴に終わりましたが、記憶にとどめなければならない、ことだと思います。

4月18日(土) 4時半~    桃園句会
お題   椅子で1作 他自由で2作。
     
4月24日(金) 7時~     シリトンの会
     宮沢賢治の研究会  主宰 松田司郎さん
賢治を支えた仏教思想第1回  お話し藤本雅彦さん

4月26日(日) ギターライブ
    出演  エリカ・シュトローブルさん 
  ご希望の方はご連絡ください
 

※4月27日~5月1日までお休みします。
 その他にも休む時があります。ブログには掲載するようにします。
 

5月
  5月16日(土)桃園句会 4時半~
 
  5月17日(日)~23日(土)12時~5時
   木原道子作品展
  色えんぴつ画を始めた木原さんの作品展です


   5月22日(金)7時~  シリトンの会  
     宮沢賢治の研究会  主宰 松田司郎さん
賢治を支えた仏教思想第2回 お話し藤本雅彦さん
 
 5月24日(日)2時~
詩のいろり 


6月
 6月20日(土) 3時~
  語りの宇宙を観る 聴く 語らう
  ◆~「語り」を追って中世の道をゆく~
  「異人(まれびと)たちの語り」
   映像「中世遍歴民の世界」
   祭文語り・渡辺八太夫×口先案内人・姜信子

 

6月 6月27日(土)~7月5日(日)   
    松永優藍染色展
6月27日(土) 依吹さんの朗読公演予定

★「語りの宇宙を 観る 聴く 語らう」
1年間の企画を決めました。
<旅するカタリ>の渡部八太夫さんと姜信子さん。
ケセランぱさらんのテジョン、ジュンちゃんのお二人。
そして、本町にあるカフェ周(あまね)のイナモトさん。そして、スペースふうらの畑と滝沢が、<旅するカタリ>のなかまたちとして、一年間のお楽しみ企画を決めました。
     ①語りの宇宙への扉を開く映像+語りの世界へと誘う声
     スペースふうら
    ②さまざまな語りの声が開く物語の「場」カフェ周
語りの現在・過去・未来を、見て、聴いて、みんなで語らう一年が幕を開けます!
 4月3日からの挿絵版画展と4日の朗読ライブはその第一弾になります。

★旅するカタリ<渡部八太夫さんと姜信子>さんのこと
 八太夫さんと姜信子さんは<旅するカタリ>として活動されています。出会いは西成のライブハウスでした。山伏の格好をして登場する八太夫さん。三味線を手に、山椒大夫の物語を語ります。とても、おどろおどろした場面もあって、知っていた山椒大夫の話しとは違っていました。語りを聴いているうちに、村の社に集まる中世の民になったような気分がしてきました。
 あとで姜信子さんにお話しを聞くと、いろんな地域で山椒大夫物語が語り継がれていること、話しの展開も違うことを知りました。
 
 ここから以下は 姜信子さんのことばをお借ります。

山伏祭文、デロレン祭文、ちょんがれ、ちょぼくれ、阿呆陀羅経、歌比丘尼熊野比丘尼瞽女、盲僧琵琶……、かつてここ日本では、道ゆく遊芸の民が物語を運び、河原で、辻で、村の鎮守の境内で、家々で、物語の『場』を開いてきました。
遊芸の民は物語を運ぶだけでなく、そもそもは風土の神々と人々をつなぐ「場」を開く者でもありました。
 かつて、日本津々浦々、無数の名もなき神がいて、無数の豊穣な物語の宇宙があったのです。
 ところが、国家が認める神以外は邪教淫祠とする、近代化という名の下の「神殺し」とともに、人々の間に息づいていた無数の小さな「語り」の声も消えゆき、私たちにとって、物語とは、与えられるものとなっていったのです。
語りを失うことは、自由で多様な生き方を見失っていくことでもありました。私たちが忘れてしまった大事なこと。声を大にして言います。
       「語り」は人を解き放つ!
     旅するカタリ<祭文語り八太夫&作家姜信子>
5月1日、カフェ周(あまね)にも注目してください。
中央区平野町4ー5-8井上ビル3F
ガスビルを西に行ったところにあります
 
 スペースふうら   大阪市東成区深江北3-4-11
090-1223-7120
ffura@ac.auone-net.jp


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